特集1 *** 各国の料理 ***
スウェーデン料理
アンチョビとポテトのグラタン “ヤンソンさんの誘惑”
材料(約8人分)
じゃがいも(小〜中)…7個 玉ねぎ(小)…2個 アンチョビ(スライスされたものを使うと良い)…50−70g(好みによって) バタ…大さじ2 生クリーム…200cc 牛乳…40cc 塩、こしょう…少々 パン粉…少々 |
作り方
@
グラタン皿にバター(別量)を薄く塗る。
A
じゃがいもの皮を剥き、1cm角くらいの細さの棒状に切る。
B 玉ねぎをみじん切りにして、バターでかるく炒める。
C グラタン皿に、切ったじゃがいもの半量を敷き詰める。その上に3の玉ねぎを振り入れてからアンチョビ(汁は後で使うので捨てない)を並べ、さらに、その上に残りのじゃがいもを敷き詰める。
D
全体に行き渡るようにアンチョビの汁、生クリーム、牛乳、さっと溶かしたバターを振り入れ、塩・こしょうで味を整え、パン粉を散らす。
E 80℃のオーブンで約35〜45分焼く。じゃがいもに火が通り、表面に焼き色がついたら出来上がり。
特に珍しい味というわけではないのですが、わりとあっさりとしながらもアンチョビの風味が全体に行き渡っていれば、大成功でしょう。簡単なのでぜひ作ってみてください。
スウェーデンではクリスマスによく食べるものだそうですが、私はクリスマスには食べ損ねました。渡航直後に約1週間ホームステイをし、その後も留学期間を通してお世話になったホストファミリーの家で、帰国直前にごちそうになった一品です。
懐かしのイタリア料理
ティラミス
材料(10人分)
マスカルポーネ・チーズ…200g(ゼラチン 少量) 卵白…6個(砂糖20g) 卵黄…6個(砂糖40g) 生クリーム…200g ビスケット…適量 カカオ・リキュール…少量 ココア・パウダー…少量 |
作り方
@ 卵白に砂糖を三回にわけて入れながら‘つの’がたつまでのメレンゲ状態にする。
A 卵黄に砂糖を一度に入れて白くなるまで泡立てる。
B 生クリームを八分立てに泡立てる。
C マスカルポーネにゼラチンを加え、湯煎で溶かす。
D Aにマスカルポーネ、生クリーム、卵白の順に入れて、混ぜ合わせる。
E Dを型(砕いたビスケットをリキュール漬けにしたものを予め入れておく)に流し込
み、冷蔵庫で冷やす。
F 冷え切ったらティラミスにココア・パウダーをかけて完成。
ティラミスはフランス・イタリアで一般的に食べられているデザートです。日本では、一時の人気・流行のイメージがありますが、両国では、流行ではなく、定番のデザートです。イタリアのジェラート屋では必ずティラミス味のジェラートがあり、本物以上のおいしさです。また、イタリアの地域によって、リストランテによって、ティラミスは味が違うので、食べ比べることを薦めます。ローマのあるリストランテでは、ビスケットやスポンジが一切入っていない、クリームだけで勝負するティラミスを食べた事があります。白い、一般的なティラミスと違い、卵黄が多く、黄色のティラミスは下のコーヒーリキュールとマッチした絶妙な色合いでした。見た目だけでなく、味の方もチーズの臭味はうまい具合に消され、臭味という重さよりもマスカルポーネの軽やかさと卵のコクが生きた、素晴らしい作品!でした。
イタリアは、ローマ、ナポリ、シチリア島、フィレンツィエ、ジェノヴァと旅したのですが、ローマのティラミスが最もおいしく印象深いものでした。私が入った食堂は、観光スポットから微妙に外れた、河を渡ったトラステヴェレ地区にある静かな裏通りにある小さなところです。通りにはアパートの窓から洗濯物が色とりどりに干され、体格のよいシニョーラ達が早口で井戸端会議をしています。近くにはサンタマリア協会もあります。ローマに行ったら探してみて下さい。フランスでは、食事には(昼と夕)、必ずデザートがつきますが、というのも、日本料理とは違い、料理に砂糖を使わないから、糖分はデザートで摂取するのです。フランス生活に慣れると、食後にはデザートを食べずには居られない身体になってしまいます。ホームステイ先でも、簡単に作れるティラミスはたびたびデザートとして出されるのです。
王さんの
本場中国にら餃子
これは今秋の留学生として、日本に来たばかりの王さんに教えてもらった本場中国の餃子レシピです。皮から全て手作りの餃子は、日本の餃子とは一味も二味も違います!
材料(3人分)
材料A にら…2束 豚挽肉:牛挽肉(6:4)…400g |
材料B 長ねぎ…1本 こしょう…少々 しょうが…1片 塩…少々 うまみ調味料…少々 |
サラダ油…大さじ4 醤油…大さじ2 ごま油…大さじ1 |
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餃子の皮 強力粉…300g 水…適量 |
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タレ 長ねぎのみじん切り…適量 塩…少々 醤油:酢 10:1 ごま油…少々 こしょう…少々 ラー油…適量 これらをお好みで混ぜ合わせる。 |
作り方
@ にら・長ねぎ・しょうがは予めみじん切りにして準備しておく。
A 中くらいのボウルを用意し、その中に‘材料A’を入れてよく混ぜ合わせる。
B Aにサラダ油、しょうゆ、‘材料B’の順に加えて、よく混ぜ合わせる・
C 最後にごま油を加えて、混ぜる。
皮
@‘耳たぶ’くらいのかたさになるまでこねる(10分くらい)
A 弾力が出てきたら棒状にのばして、2センチ四方に切り分ける。
B 切り分けたものがくっつかないように粉を振り、それを1つずつ円形にのばしていく。
アイルランドのホストマザーの味
Shepherd’s Pie
材料(4人分)
玉ねぎ…中1個 マッシュルーム…75g 牛挽肉…450g グリンピース…50 g 水…300cc トマトケチャップ…大さじ1 マッシュドポテト…700g トマト…中1個 オリーブ油…大さじ2 チーズ…何でも良いですが、数種類あると一層美味しくなります。 Shepherd’s Pie meal maker…1袋 (注)これは日本で販売されているのか分かりません。手に入らない時には、 欧州留学時にでも作ってみて下さい。簡単で美味しいですよ。 |
作り方
@
オリーブ油を入れたフライパンにみじん切りにした玉ねぎを加えて、きつね色になるまで
よく炒める。
A
マッシュルームとグリンピースを加えて、やわらかくなるまで炒める。
B
Shepherd’s Pie meal makerの中身を水で溶いて、プライパンに加える。
C
沸騰したら、弱火にしてとろとろ10分間くらい煮る。
D
トマトケチャップを混ぜた後、オーブン皿に移し入れて、上からマッシュドポテトで覆う。
E
190℃のオーブンで25分から30分焼く。
F
薄く輪切りにしたトマトとチーズをのせて、再びオーブンでチーズに焼き色がつくまで焼く。
‘世界一料理が不味い国’という形容詞がぴったりな英国から、飛行機で約1時間半のギネスと妖精の国アイルランドに移ったのは、半年間の英国滞在で非常に不健康な上、ボリュームばかりが多いイギリス料理に飽き飽きしていた頃でした。アイリッシュ料理に微かな希望を抱いていた私のホストマザー‘アイナ’は趣味でパーティー料理のケータリングを営んでいるというお料理上手で、毎日手作りのとっても美味しいケーキやクッキーが3時のお茶と共にテーブルに並べられ、その所為で私はますます太ってしまうという日々でした。
そんなアイナがよく作ってくれたこの‘シェパーズパイ’は私の一番お気に入りのアイルランド料理です。この幸福の時を皆さんも一度味わってみて下さいね!
ケサリージャの作り方 |
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皮の材料(12枚) |
具の材料(6人分) |
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皮の作り方 |
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1. 粉に水150ccと塩小さじ1/5を加え、手でよくまぜる(2〜3分)。 |
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2. 1.の生地を小分けし3〜4cmくらいのだんごに丸め、乾燥しないようにラップをしておく |
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3. 平らな台の上に15cm×15cm大に切ったクッキングシートを敷き、2.のだんごをおき、ラップをかぶせる。ラップの上からめん棒でのばす |
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4.、油をひかないまま生地の面を下にし、強火でふたをして焼く。 |
ソースの作り方 |
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サルサ・メヒカーナ(トマトのソース) の作り方 |
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グカモ−レ(アボガドのソース) |
材料はみじん切りにして混ぜ合わせ、塩を少しきつめに仕上げておく。 |
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材料アボガド2個/トマト1個/玉ねぎ1/2個/コリアンダー大さじ3/にんにく1/2片/青唐辛子2本/レモンorライム汁 大さじ1〜2/塩少々 |
ケサリージャの具の作り方 |
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1. 薄切り牛肉は5cm幅のザク切りにする。 |
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2. フライパンを温め油を入れて塩コショウをして牛肉を炒める。 |
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3. レタスは千切り、たまねぎはみじん切りにする。トマトはへたを取り、薄切りにする。かたまりのチーズやスライスチーズを使うときは食べやすく小さく切る |
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皮に肉とチーズをのせ、フライパンでチーズが溶けるまで熱し、残りの愚を加え、サルサ・メヒカナもしくはグアカモーレをたらして食べやすいように包んで食べる |